支出と収入のバランスが崩れた原因

多くの人は、保険証を持っていると思います。この保険証があることで、気軽に病院を利用することができますよね。保険証がなければ全て実費となるため、高額な医療費がかかってしまいます。保険に加入していることで安心して治療を受けることができるという制度は、とてもありがたいものです。しかし現在、この制度に危機が迫っています。現在、医療費支出と収入のバランスが崩れてきており、問題になっている状況です。その原因はどこにあるのでしょうか。
医療費の制度を維持していくためには、最低でも支出と収入額が同じくらいであることが必要です。同じくらいの額であれば、マイナスになってしまうことがありません。収入が多ければその分は貯蓄として維持することができ、理想的なバランスといえます。しかし、現在は支出の方が増えてきている状態です。そのため、マイナスが増えて貯蓄を切り崩して維持している状態となっています。どうしてこのような状況がおこってしまっているのかというと、高齢化社会が原因の一つです。現在、65歳以上の人は国民の半数以上となってきており、医療費を使う年代の人多いということになります。少子化問題により保険へ加入する人は少ないにもかかわらず、保険を利用する人の方が多くなってしまっているため、支出が大きくなってしまうのです。高齢者は高額な治療が必要な割合が多いので、負担が大きくなってしまいます。
このように、私たちが安心して利用していた医療制度は現在収支のバランスが崩れてきており、制度自体が危ない状態となっているのです。今後、この状態が続けば私たち国民に何らかの負担がかかってくる可能性も避けられないでしょう。

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